ひろつぐです。
今日の夕暮れ時の帰り道のこと。
小学2・3年生くらいの男の子2人の
こんな会話が耳に飛び込んできました。
1人はこの肌寒い季節に
Tシャツ短パンで鼻を垂らしている少年。
もう1人は青いヘルメットを被って
ちっちゃいスケボーに乗った少年。
2人仲良く放課後に遊んだ、
その帰り際だったのでしょう。
鼻垂れ小僧:
「〇〇くん、ばいばーい」
スケボー少年:
「うん、ばいばーい♪」
(ちょっと距離が離れてから)
鼻垂れ小僧:
「あ!そうだ!ちょっと待って!
あのしゃー!〇〇くん、
もしメラメライオン2体いたらちょうだーい!」
スケボー少年:
「え、なんでー??」
鼻垂れ小僧:
「僕、持ってないからー!」
こんな感じの他愛もない会話を聞いてしまいました。
僕は特に盗み聞くつもりもなかったし、
メラメライオンがどんな風貌の
どんなモンスターなのかも知りませんでしたが、
あまりにも大声で、叫ぶように会話していたので
聞いてしまいざるを得ませんでした。。
「あぁ、なんという無意味な会話を聞いてしまったんだ。。
なんだよメラメライオンて。。
どうせあれだろ?
たてがみが炎でメラメラしてる的な
ライオン的な容姿の、、みたいな感じのやーつだろ?
あぁ、そんなことを考えてしまった今の時間も
無意味だった。。。
この数秒を返せー!!メラメライオンめ!!!
って言ったって時間は返ってこないんだから、
さっさと帰ろう。。とぼとぼさんじゅろ。。」
そんなことを思いながら、さらに僕は考えました。
「ん?待てよ。
この世に意味のないことは起きないはずだ!
この会話を偶然聞いたのも
きっと何かの運命なんだ!
神様が僕に、何かを伝えようとしてたんだ!」
と。
ん〜〜〜。にしてもだ。
にしても、何の意味があったのか
全く思いつかないぞ。。。
・・・
「そうか!!!」
はい、ここからが今日の本題です。
よくよく考えてみたら、
この鼻垂れ小僧の発言は、
“ビジネスにおける絶対的タブー”
を犯していることに気づきました。
だってヤバイですよね?
鼻垂れ小僧:
「あ!そうだ!ちょっと待って!
あのしゃー!〇〇くん、
もしメラメライオン2体いたらちょうだーい!」
スケボー少年:
「え、なんでー??」
鼻垂れ小僧:
「僕、持ってないからー!」
スケボー少年をわざわざ呼び止めておいて、
何かと思えば、メラメライオンをよこせ、と。
しかもその理由が「僕持ってないから」ですよ。
こっち側は何にも提供せずに
一方的に相手から奪おうとするこの姿勢。
超絶わがままも甚だしいです。(鼻垂れだけに)
「お金をください!なぜならお金がないからです!」
って言ってるのと同じですから、これ。。笑
僕が尊敬しているビジネスマンに教わった
ビジネスにおいて超重要な考え方に、
「全てはオファーである」
というものがあります。
これは、僕らの行動の全てが
相手に対するなんらかの「提案」である、
という視点です。
ビジネスでの「提案」というと、
何らかの商品やサービスなど
有料のものをオススメすること、
みたいな印象がある人が多いですが、
特に有料だろうが無料だろうが関係なく
「全てがオファー」ということです。
例えば、
メールを送った時点で
「メールを開いてください」というオファー。
そこに文章が書いてあれば、
「この文章を読んでください」というオファー。
その文章にURLが貼ってあれば
「このリンクをクリックしてください」というオファー。
ってことです。
なにせ全部、
相手の貴重な“時間”を使わせてるわけですから。
(時間はお金よりも圧倒的に価値の高いもの)
そして、オファーをするということは
自分に対する相手の「信頼残高」を消費することになります。
信頼残高というのはいわば、
「信頼の貯金」みたいなもので、
これがゼロになると相手に見向きもされなくなってしまいます。
「え、じゃあむやみやたらにオファーできないじゃん!」
と思うかもしれませんが、
オファーすること自体は別にいいんです。
むしろ上手なオファーだったらガンガンするべき。
重要なのは、オファーした後に
相手に後悔させないことです。
メールを送って
「メールを開いてください」というオファーをしたとしても、
最終的に、
「あぁ、このメール開いて良かった♪」
って思ってもらうことができれば
結果的に相手の信頼残高は増えます。
逆に、
「なんだよ、迷惑メールかよ!!」
って思われたら、
信頼残高はなくなって
もう二度とメールは開いてもらえません。
「この文章を読んでください」というオファーも
「このリンクをクリックしてください」というオファーも全部おなじ。
最終的に、
「この文章面白かったー!」
「このリンク先のサイト、ためになった!
見といて良かったー♪」
って思えてもらえれば
相手の信頼残高は増えて、
また違うオファーをしたとしても
その提案に乗ってもらえます。
信頼残高を貯めておけば
有料の商品やサービスも買ってもらえます。
逆に、売り込みばっかりのつまんない文章だったり、
リンク先が広告ばっかりの内容のないサイトだったら、
信頼残高は消え失せて
二度と文章読まれなくなって終了。
今回登場した鼻垂れ小僧は、
かなり危ないオファーをしてるってことですよね。。
最悪、友達がいなくなる可能性もありえます。
(まぁ友達同士ならそんなに簡単に
信頼残高なくならないから大丈夫だけど。。)
仮にこんなだったら、まだ話はわかります。
鼻垂れ小僧:
「あ!そうだ!ちょっと待って!
あのしゃー!〇〇くん、
もしメラメライオン2体いたら、
僕の”ポンポコたぬきんぐ”と交換しなーい?」
スケボー少年:
「うんいいよー!
おれポンポコたぬきんぐ欲しかったんだよねー!」
これなら、相手が欲しいものと交換なので
上手なオファーですね。
こんな風に、
「全てはオファーである」
という視点を常に持って、
自分が何かを要求するときは
きちんと相手も喜ぶようなことを考えて
上手なオファーができるようにしていくと、
人間関係もビジネスも何もかも
うまくいくようになります。
そのためにも、
「相手は今、何が欲しいのか?
何をしたら喜んでくれるのか?」
ということを
普段からリサーチしていくことが
かなり重要です。
ちなみに、僕のメルマガ読者さん
おかげさまで毎日増えているので、
僕のもとには毎日毎日、
鬼のように返信メールが届きます。
もちろん、メールをもらえるだけでも
嬉しいっちゃ嬉しんですが、
たまに、
「今日のメルマガ面白かったです!」
「今日のメルマガ勉強になりました!」
みたいな感じで
一行だけ送ってくる方もいます。
そういうメールを見ても、正直僕は
「あ、はい。。」
としか言えません。。
それよりもやっぱり、
「今日のメルマガ勉強になりました!
特に〇〇〇が□□□だというところは
とても共感しました!
僕の中のイメージとしては
△△△が×××だということに
ちょっと似ているなぁと感じました。
というのも★★★だからです!」
という感じに、
自分なりの視点も交えて
感想を送ってくれた人って
僕も新しい気づきを得られて感謝だし
やっぱり名前も覚えます。
(こっそり個別でサポートしたりも)
返信メールひとつとってもオファーなわけですね♪
やっぱりオファー上手な人って
いつでもどこでも得をしてます。
これは訓練次第で、
いくらでも鍛えられる部分なので
ぜひ日頃から、
「いかに相手を喜ばすオファーができるか?」
ということを意識していってもらえたらと思います。
ビジネスは特に、
それが諸に結果に表れてきますからね!
間違っても、今日の
メラメライオン鼻垂れ小僧のように
「何の提供もせずに、
相手に要求だけをするオファー」
だけはしないように気をつけていきましょう!
もしビジネスでそんなことをしたら
一瞬で終わりなので。。
ということで、メラメライオン鼻垂れ小僧から学ぶ
ビジネスにおける絶対的タブーの話でした。
ではでは!
PS.
ちなみにメラメライオン調べたら、
今流行り(らしい?)の妖怪ウォッチの
キャラクターだったみたいです。
もう予想どおーーーーーりの
たてがみが炎でメラメラしてる
ライオン的な風貌のやつでした。笑
PS2.
ポンポコたぬきんぐが何なのかは
残念ながら僕にもわかりません。。