-第2章- 夢を掴んで大学受験を回避せよ!初めての挫折と受験放棄のきっかけ

期待に胸を膨らませたメジャーデビューへの夢

当時「バンドで食ってくんだ!」
本気で思いこんでいた僕は

「学校の勉強なんてクソ食らえ!」

と思っていたが、

私立の高校で、親に高い学費を
払ってもらっていたことを知っていたので、
嫌々ながらも一応学校には通い続けていた。

何度やめたいと思ったことかはわからない。

 

 

そんな中、
とあるロックフェス大会の情報を耳にする。

 

それは10代限定のロックフェス大会で、
その大会には全国から1万組以上の応募があり、

そこで優勝するとSONY MUSICで
1曲レコーディングをさせてもらって、
そのCDが全国で販売されるというものだった。

 

その大会で優勝したGalileo Galileiというバンドが
そのままメジャーデビューをしていったのを間近で見ていた僕は、

 

「自分もこの大会に出場すれば
優勝できるんじゃないか?

あわよくばそのままメジャーデビューも夢じゃないかも?」

 

という、なんとも甘すぎる考えを
持ってしまっていた。

でも、当時の僕は、
それまでに大体のことは
なんでもうまくやってきていたので、
今回もいけるだろうと思い込んでしまい
次第にこの大会への期待を膨らませていった。
(完全に井の中の蛙…)

 

「よし、この大会に優勝して
メジャーデビューしてしまえば、
大学なんて行かなくてもよくなるぞ!」

そんな、あまーーーい!!(古っ)考えをしていた。

 

 

そして、大会の1次審査であるデモテープ審査に、
今までの自分達の1番の自信作の楽曲を送ったところ、
見事 1次審査通過!

喜びで高鳴る胸の鼓動を必死に抑えつつ、
2次審査の「スタジオライブ審査」に向けて猛練習の日々。

 

「2次審査もこのまま通っちまえば、
いよいよ本戦の日比谷野外大音楽堂でライブだ!

数千人のオーディエンスの前で
自分達の音を鳴らせるんだ!

しかも、そこで優勝すれば
メジャーデビューできるかも…!!(ワクワクドキドキ)」

 

そう思って、期待に胸を膨らませながら挑んだ2次審査。

田舎っぺの僕らが電車に揺られて、
当時まだ未知の世界だった”東京”の
某音楽スタジオに出向き、
そこで自分たちの精一杯のライブを披露した。

 

 

その結果、2次審査も通過!!!

 

 

…することができず、見事に玉砕。。

 

優勝できると思い込んでいたから、
まさかの予選落ちに耳を疑った。

 

このときは相当ヘコんだ。

それまで自分達の音楽に対して自信満々だったのに、

「自分には才能がないのかもしれない。。」

とか考えるようになって、
3日くらいはまともにご飯が食べられなかった。

(今思えば、
「そんな簡単にうまくいくわけないだろ!
次にいけ次に!」って感じだが。。笑)

 

敗北すれば浪人生活。大学への切符を勝ち取れ!!

こうして、大学受験回避の頼みの綱であった
ロックフェス大会優勝&メジャーデビューの
夢が破れてしまった僕は、
大学受験という現実を受け入れることを余儀なくされる。

 

そこから、
今までサボっていた勉強の分を取り返すため、
必死に猛勉強を始めた。

受験に失敗すれば、
待っているのは”浪人生活”だ。

大学受験のために1年間も勉強漬けになるなんて、
そんな地獄は絶対に嫌だった。

本気で勉強した。

 

でも、それまでろくに勉強してこなかった僕が
急に数ヶ月間頑張ったところで、
そんな付け焼刃勉強が通用するわけがなかったのか。
(その頃は効率的な勉強法も知らなかった。)

 

結果は…

 

受験した5つくらいの大学は全滅。。
(ぬおーーーまじかーーー!!!DO−SHIYO—!!!!!!!!)

 

内心、

「まぁとりあえず受けとけばどこかしら受かるっしょ」

と思っていたから、
まさか全部落ちるとは。。

 

それまでの人生で大体のことは
うまくやれてきていたので、

ロックフェス大会予選落ちのこともあり、
僕はこのときに初めて「挫折」という
気持ちを味わうことになった。

 

今思えば本当に大したことない
ショボすぎる挫折だが、
当時の僕からしたらかなりメンタルをやられていた。

 

『あーーー、ちゃんと勉強しとけばよかったー。。。真面目に授業受けとけばよかったーーー。。。何が「精一杯 運命に抵抗!!」だよ…!全然抵抗できてねーじゃんか!!ばっきゃろーーーーー!!!!!』

 

夕日に向かってそう叫んだのは、言うまでもない。

 

死ぬほど退屈な浪人生活と受験放棄のきっかけ

恐れていた「浪人生活」というものが始まる。

朝から晩まで、大学に行くために勉強勉強勉強の毎日。

その頃、僕は

「ただただ自由に好きな音楽やりたいだけなのに、
なんでそれを我慢してまでこんな勉強をして、
大学に行かなきゃいけないんだろう?」

という疑問と戦いながら、毎日勉強していた。

 

そんな疑問を持ち続けていたせいか、次第に

 

「なんで大学に行く必要があるんだろう?

それは良い大学に行かなきゃ良い会社に就職できないからか。

でも、そもそもなんで就職しなきゃいけないんだろう?

それは生きていくにはお金を稼がなくちゃいけなくて、就職しなきゃお金を稼ぐことができないからか。

ん?他にお金を稼ぐ方法ってないのかな?就職してなくてもお金稼いでる人いるよね?

要は自分の力でお金を稼ぐことさえできれば、別に就職しなくてもいいってことじゃね?」

 

みたいな思考回路ができ始めてきて、
ぐるぐるぐるぐるとそんなことばかりを
延々考えていた。

 

そうしているうちに、日に日に

「誰にも何にも邪魔されずに
自分の好きな音楽を一生楽しんで生きていきたい!」

という想いは増幅していき、ただただその一心で、
どうにか自分でお金を稼ぐ方法はないかと、
図書館に受験勉強をしに行くふりをして
ビジネス書コーナーにある「お金に関する書籍」を
片っ端から読み漁ったり、

インターネットでもお金に関することを
いろいろと調べるようになっていった。

 

そんな中、ついに僕は”アレ”に出会ってしまう。

そう「インターネットビジネス」というものだ。

 

ラクラク片手間作業で月100万円稼げるネットビジネス??

序章にも書いたが、
インターネットビジネスの世界では

  • 「1日1時間の片手間作業で月10万円稼ぐネットビジネス!」
  • 「クリックひとつで月収30万円!完全自動ネットビジネスであなたの銀行口座にお金がじゃぶじゃぶ流れ込みます!」
  • 「月500万円稼ぐ大学生が教える、ネットビジネス講座!」
  • 「おじいちゃんでもできる、全自動で月100万円の〇〇式アフィリエイト!」
  • 「小学生でもできる、何もしないで月300万円稼ぐアフィリエイト手法!」

みたいな怪しげなフレーズが飛び交っていた。

当時驚くほどピュアピュアな
プリキュアだった僕は(つまり純粋!)←しつこい

そんな怪しげなキャッチフレーズに興味を惹かれて
いろんなことを調べたり
いろんな情報を買ったりもしながら
とにかく情報収集をしていった。

 

「自分でお金を稼ぐ力さえあれば、
就職する必要はない。
就職する必要がないなら大学に行く必要もない!」

 

そう思った僕は、
大学受験の勉強をしているふりをして
さらにネットビジネスについて学んでいき、

そこで”お金の本質””世の中の仕組み”など、
学校では決して教えてくれないことを
たくさん学んでいった。

 

実生活に結び付きにくい学校の勉強に比べ、
実生活に直に関わる勉強だったので
本当にわくわくしながら学んでいくことできた。

そして僕は、とある事実を知ることになる。

 

世の中には4種類の人間がいる

世の中にはどうやら
4種類の人間がいるということを知った。

 

  1. 好きな仕事に時間を費やし、経済的にも自由な人
  2. 好きじゃない仕事に時間を費やす必要はあるが、経済的には自由な人
  3. 好きな仕事に時間を費やしているけど、経済的には不自由な人
  4. 好きじゃない仕事に時間を費やす必要がある上、経済的にも不自由な人

 

幸福度としては、

1>>>>>3>2>>>|(壁)|>>>4

となると言われていた。
(ふむふむ、なるほど。確かにその通りかも)

 

1の人は幸せな人生を楽しみつつ、
自分の使命やお役目も考えながら
世界を良い方向に導く一躍を担ってほしいと思う。

 

2の人は、仕事以外に
幸せな時間を作るのもいいと思うが、
できれば副業で自分のビジネスを成功させてから、
今の仕事をやめる事も視野に入れて、
1の人に仲間入りしてほしいなと。
(2は、公務員や会社員などに多い印象)

 

3の人は、そのまま好きなことをして
人生を楽しむのも素敵な生き方だと思うが、
1の人になれるようにビジネスを学んだ方が、
もっと自分の好きなことを楽しめるようになると思う。
(3は芸人やミュージシャンなどに多い印象)

 

4の人は人生変えることを本気で考えた方が良い。

 

 

自分の人生をどうするかは本人が決めることなので、
強制的にああしろこうしろとは言えないが、

僕の個人的な望みとしては
全人類が1の人になってほしいと思っている。

そうすれば、もっともっと豊かで
楽しくてクリエイティブで感動的な出来事で溢れた、
キラキラ輝く素敵な世界になると思っているからだ。

 

ちなみに、
今の自分の仕事が好きか好きじゃないかを判断する方法は

「もしも、永久にお金が増え続ける
“お金の成る木”を手に入れても、その仕事を続けるか?」

という質問によって明らかになる。

つまりお金ではない部分で、
本当に情熱を持ってやれる仕事かどうかということだ。

 

 

お金なんてもらえなくても、
その仕事がやりたいからやるんだ!というのであれば、

それは本当に素敵なことだと思うし、
ぜひその仕事を続けてほしいなと思う。

 

でも、実際そういう想いで
仕事をやれてる人はかなり少ない。

キレイゴト抜きにして、
結局はみんな「お金のために働いている」という
側面は誰しもあると思うからだ。
(ちょっと聞こえは悪いかもしれないが、
客観的な事実として、だ。)

僕も今までいろんな仕事をしてきたが、
もしもお金の成る木があったなら、
正直ほとんどの仕事をやめていたと思う。
(だってその時間でのんびりギター弾いてたいもん。。)

 

経済的な自由と不自由を分かつ、2種類の働き方

さらに、経済的に自由な人と
経済的に不自由な人を分ける、
“両者の大きな差”というのも知ることができた。

 

それが、

「頭脳労働(代えがきかない仕事)をしているか
肉体労働(代えがきく仕事)をしているか」

ということだ。

 

 

頭脳労働というのは、
自分でアイディアや企画などを考えて、
その人にしか生み出せない価値を
創り出す仕事のこと。

つまり、その人にしかできない
「代えがきかない仕事」のことだ。

 

iPhoneなどの革命的な商品のアイディアを考え出した
「スティーブ・ジョブズ」なんかは、頭脳労働の典型だ。

そして、頭脳労働をしている人は
代えがきかない存在なわけだから、

代えがきかないということは希少価値が高くなり、
その結果、経済的な自由を手にいれることができる
というわけだ。

 

 

逆に、肉体労働というのは、
頭脳労働の人のアイディアや企画を
形にするための歯車として、
与えられた作業をこなす仕事のことだ。

 

肉体労働と聞くと「工事現場での仕事」などを
連想する人が多いと思うが、

この場合、自分の時間と労働力を
切り売りしてお金を稼ぐ仕事を指すので、

「時給」や「月給」という形の仕事全般、
つまり一般的な会社員や公務員も
基本的にこの「肉体労働」に分類される。

 

肉体労働は職種や役職などによって、
代えがききにくかったりはするが、
大きく見れば基本的に「代えがきく仕事」と言える。

そして、肉体労働をしている人は
代えがきく存在(代えがききやすい存在)なわけだから、

希少価値は低くなり、その結果、
経済的な自由を手にいれるのが難しくなる。
(なんか人の存在価値を値踏みしてるみたいで
嫌な感じがするかもだが、
あくまで客観的に見たときの話なのであしからず。。)

 

 

どちらが良いも悪いもないが、

 

『頭脳労働をしている人は経済的な自由が手に入りやすく、

肉体労働をしている人は経済的な自由が手に入りにくい』

 

という事実が、この世界にはあるということだ。

 

 

それらのことを知った僕は、

 

「1の”好きな仕事に時間を使えて、経済的にも自由な人”になりたい!

そのために代えのきかない頭脳労働をする人にならなくちゃ!!」

 

と決意し、さらにいろいろと勉強していった。

(これらの話から、
“周りと同じであることが美徳”という日本の教育が、
その人の価値をいかに殺しているかということがわかる。

“周りと同じ”ということは”代えがきく”ということだから
そこに価値は生まれないわけだ)

 

 

さらに、インターネットを駆使すれば
コストをかけずに個人でお金を稼ぐことができる、
ということなども知り、

それらを学んでいく中で”お金を稼ぐ流れ”が見えてきた僕は、

「ネットビジネスで自分の力で生きていける」と確信した。

 

そしてついに、大学受験を放棄することを決意する。

(このとき、勉強ばかりしていて
実践まではしていなかったので、
ネットビジネスで成果をあげることはできていない。
なんて無謀な決意…笑。

勉強ばかりしていて
実践・行動をしないことのリスクは
次の章で詳しく語っている。)

 

 

ちなみに、当時の僕は
大学受験に1度失敗して
潜在的に大学受験がトラウマだったこともあったらしく、

 

「大学行くなんて無意味だ!受験なんてする価値もない!」

 

みたいな気持ちがあって、
その理由探しに躍起になっていたが、
今は大学に行くことに対しては
割と肯定的な考えを持っている。

 

大学を出たという肩書きはないよりもあった方が、
人生で何かと有利に働くのはもちろんだし、

とりあえず大学に行っておけば、
4年もの間、社会人になるまでの
時間的猶予が与えられるわけなので、

その時間を利用してネットビジネスなどを学んで、
自分で自由に稼げるようになればいいと思うからだ。
(半年〜1年集中すればある程度の
成果がでると言われている中で、
4年間も時間あれば余裕で自由になれる)

 

一度就職してしまうと、
日々の仕事が大変で時間も気力もなくなって、
ネットビジネスに力を注ぐことが
できなくなってしまう可能性がかなり高くて、
実際にそれで大変な思いをしている人を知ってるので、、

 

だから、もし今の僕が
当時の僕に助言できるのであれば、

 

「とりあえず大学には行っておいた方がいい。
そんで、周りのおちゃらけモードに流されずに、
その4年間をよく考えて大事に使ってほしい。」

 

と言いたい。

今となっては、今から大学に行こうとは思わないが…
(とか言いつつ女の子との出会いを求めて
行くかも。。(おい))

 

 

ではでは、物語の続きを。

次は、僕の”地獄のトンネル工事生活時代”のお話。

【-第3章- 毎朝5時起き&12時間労働!?地獄の暗闇トンネル工事生活。ノウハウコレクター時代】